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ふとしたきっかけで、私が幼少の頃、死の恐怖を抱いていて毎日寝るのが大変怖かったという話をしていたら、以下の本をMちゃんが貸してくれました。
(読了本26) 「孤独について」(生きるのが困難な人々へ)中島義道 この中島さんという筆者は特別ですね、私はここまでいっちゃってませんね。 東大卒の運動音痴の賢い子、私は勉強音痴のすばしっこい子。 同じ様に子供の頃に、死の恐怖に怯えてる人が他にもいるんですね。 もしかしたらいっぱいいるのかな? ちなみに今は全く逆の事を考えておりますが・・・。 とうとうあの 「おくりびと」を観る。 流石にロングランしているだけあって見ごたえあったなー。 思うがまま気を許していたら嗚咽しそうになり、それを我慢するのがやっとでした。 でも涙と鼻水でヌレヌレのロレロレ。 こんなに泣いたの久し振りっ! 身体の奥底に沈んでいた遠い記憶を揺り動かすようなチェロの響き。 決して他人事ではすまされないテーマ。 日常的に普通に起こり得る身内の死をテーマに愛と生を見事に描いていたと思う。 最初もっくんの凛とした顔と佇まいに、こんな奴は普通におらんで・・と違和感を感じておりましたが、最後にはこの人に私の納棺をお願いしたいと思えるほどに共感致しました。 凛とした佇まいの中に、人としての優しさを垣間見せる、存在感ある良い役者だなあと思う。 山崎努さんは、もう尊敬の一言です。 哲学者の様な気品と佇まいに胸キュン! 映画としての常套手段は駆使して創ってますので、一般的には受けると思いますよー。 「PARIS」 昨今これみよがしに増えている、主人公が不治の病の為死んで行くまでを描いた作品。 これも単純に言えばその部類…ですが。 ちゃうんよね! 観客をいたずらに泣かそうっていう意図も感じられず、パリに生きる様々な人間模様を興味深く淡々と描いておりました。 パリで生活してるからってセレブとは限らない、皆間違いなくそれぞれに悩みを持ち、懸命に生きている。 その姿がいとおしく見えてくる印象に残る映画。 1日経っても、あの大学教授の恋とダンス、 市場のおっさん達のヤンチャ、 スノッブなベーカリーのおばはん、 弟おもいのジュリエット・ビノシュ(私のコンテの師スーザンの友人)のダンス、 他色んなシーンがよみがえってくる。 こうみると、やっばり良い映画なんだなと思う。 ん~冬はまたパリで、何もしない時間をカフェで過ごしたいな~。 夏は断然プロバンス(南フランス)です。 「チェ・ゲバラ 39歳 別れの手紙」 28歳のキューバ革命の英雄とは程遠い、ボリビアでの無残な死。 ゲバラの死に様をこの映画によって知りました。 なんという不条理な世界。 でもそれが現実だった事実。 んー私個人としては色んな思いで人生について考えさせられました。
by arrowdance
| 2009-02-11 22:53
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